【つくりつけキッチンカウンター】を設置しないことを決めた理由。
リフォーム後もやっぱりスチールラック!
…といいつつ、実は計画当初、さらには工事がはじまってからもずっと【つくりつけのキッチンカウンター】を設置するつもりだったんです。
リフォーム前は仕切り壁があるキッチンでそれに慣れていたので、
- 手元が丸見えになるのはキッチンをキレイに保てないから心配→高さ110cmにしよう
- キッチンがシンプルなので、カウンターはコンクリート風に仕上げよう!
などなど色々考えていたんです。壁ごと移動できたら嬉しいけれど強度的には難しいと言われ、固定する方向でした。
内側はスチールラックを置こうか、レールだけつけて棚板を自由に動かせる仕様にするか…などなどパターンをそれこそ10個くらい考えて、頭が爆発しそうになっていました。
そんなある日【リビングの壁一面をコンクリートむき出しにする案】が登場。
そうなると、カウンターもリビングの壁もコンクリって男っぽすぎる…!
ここから状況は一変し…
【つくりつけカウンターを設置しない】ことを決めました!!
期日までに決められず悶々と悩む私を横で見た夫が
「Emiは、決まったもののなかで工夫するから、そこまで悩まんでも大丈夫。限られた場所ならそのなかで工夫してうまくいくようにするし、賃貸のときも、引っ越してからも、お客さんの家でも、サイズがどうなっても、どこでも、今までなんとかしてきたやん。」
と言ってくれたんです。
「ほんまや…たしかに!!!!」
それまでのわたしはどこかで、誰に何を言われたわけでもないのに
・整理収納アドバイザーなんだから、せっかくリフォームするのに、きちんとサイズをぴったりに合わせたほうがいいんじゃないか…(変なサイズだったら読者さんが不思議に思うかも…とか)
・せっかくリフォームをするのに、せっかくオリジナルで作れるタイミングなのに何も設置しないって「もったいない」んじゃないか…
など、勝手に自分で自分のハードルをあげていたんです。
というわけで、誰の目も気にせず、自分たちの真ん中にあるシンプルな気持ちを考えることにしました。
「今、決められないなら…つくりつけをつくらないほうがいいってことなのかも。一般的にはカウンターがあるのが当たり前かもしれないけれど、その常識ってなんやろう…。むしろ、何もないほうが自由度が広がるし、原点の「スチールラック」ってやっぱり便利やん!」
大勢の来客時は、スチールラックを移動したらみんなでキッチンに立てる^^(わたしがラク。笑)
模様替えだって自由自在!
つくりつけカウンターを設置しないことにより、コンセント事情も変わってきて、「床コンセント」を採用しました。
これまた位置が決められなかったので、自由がきくように、3個つけてます。笑。
蓋ををあけるとこんな風〜(普段は閉めたまま使えるので、水がこぼれる心配もなし)
床コンセントの便利さは、オフィスで感じていたので、本当に便利です!
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家づくりをしている最中って、変なこだわりや思い込み、他の誰かの意見や目線で、「せっかくやるなら」という気持ちが働いてしまうことってあるんだなあと実感しました。
でも大事なのは「シンプルに、自分たちがどうしたいか」ですよね。
この視点、わかっていたはずなのにすっぽり抜け落ちていて、夫が気づかせてくれてよかった!と感じた出来事でした。