「一輪だけでもいい」 フラワーディレクターさんに聞いた、花のある暮らし。
OURHOME Emiです。
あれは今から8年前…。
わたしがまだ整理収納アドバイザーとして活動しはじめたばかりのころ。西宮にあるカフェのスペースで写真整理のレッスンを開催していたときのことでした。
「こんにちは〜」とドアをあけて入ってきたひとりのお客様に目を奪われました。
ブルーのベレー帽をかぶっていて、オーラがまぶしい〜〜!レッスンが終わったあと、絶対話しかけなきゃ!となかば何かに押されるようにして、お話したのが、高島美夕紀さん。
そのころはまだ専業主婦で、私と同じ3歳の子どもさんを育てるママさんでした。

聞けば、以前お花やさんで働いていていまは子育て中でお休みをしているとのこと。
絶対なにか一緒にできるはず!と、無理やり声をかけ(笑)、OURHOMEオリジナルクリスマスリースを手作りでつくっていただいたり、「ずっと使える、お花やさんとつくった花束コサージュ」を一緒にデザインしていただいたり。
そこから本格的にお仕事をはじめらて、今では、大阪・南堀江にあるフラワーショップ「LUVONICAL flower works」でディレクターをされています。
出会いはお客様だったけれど、今ではごはんも一緒にいく友達^^!(8年前と今では、お互いに働き方も変わったよね〜^^!)

さて、前置きが少し長くなってしまいましたが、ディレクターの美夕紀さんに、今回は「お花のある暮らし」について、取材させていただくことに!
- 日常にお花のあることの魅力
- 通いやすいお花屋さんの選び方
- 育てやすいグリーンや生花のことなど
たくさん聞かせていただきました^^
お花を通して、自分を客観的に見つめられる

お花が身近にある暮らしに憧れはあるけれど、私には難しいかも…と感じていらっしゃる方も少なくないと思います。
そこで、美夕紀さんに「お花のある暮らしの魅力ってなんだろう?」と聞いてみました。
「家のなかにお花やグリーンがあると心が穏やかになるし、周りが見えなくなっていた自分のスイッチを切り替えてくれるんです。『あ、お水換えられてない…。私、いま疲れてるんだな』という感じで、自分を客観的に見つめるきっかけになる気がします。
たとえば、きれいになるための良い美容液をみつけたときに友達に『この美容液すごくいいよ〜!』って勧めたくなりますよね? そんな風に、私は『心がきれいになるし、お花って、めっちゃいいよ〜』ってすごく伝えたくて。たくさんの人にお花のある暮らしを感じてほしいなって思っています」
きれいになる美容液を友達に勧めたくなるみたいに、心をきれいにしてくれるお花を勧めたくなる。
そのたとえがとてもしっくり来て、やっぱりお花っていいなと感じました。
通いやすい、お花屋さん選びのコツは?

お花を飾りたい!と思ったときに、どんなお花屋さんを選べばいいのかも気になりますよね。お店選びのポイントは3つあるそう。
- 1.お手入れが隅々まで行き届いている
- 2.店員さんに声をかけたときの第一印象がいい
- 3.お花のお手入れのしかたの話をしてくれる
私は、この日、お店を訪れてドアをあけた瞬間、とても気持ちがいい空気を感じたんです。店内はひんやり冷たくて、花瓶に入っている水は少しのにごりもなくくっきり透明! 聞けば、お花のために、毎朝2時間かけて水換えをしているということ! また、お店のエアコンの設定温度も16度に。人間ではなくお花にあわせて、鮮度を保つためにひんやりさせていると。どうりで、お花がいきいきとみずみずしく感じられるわけです。
たくさんのお花や植木があるお店で、枯れている葉っぱを取り除いたり、水を換えたりするのは本当に大変な作業ですよね。でも、どこまでお手入れが行き届いているかに、お花に愛情をかけられているかどうかが表れるんだそう。

また、店員さんがお客さまに真摯に向き合っているかというのも大事なポイント。声をかけたときにしっかり耳を傾けてくれたり、こちらから尋ねなくてもお世話のコツを話してくれたりすると、うれしいですもんね^^
そして、美夕紀さんのお話で印象的だったのが「一輪だけでも、飾ってくれたらうれしい」という言葉。
えっ、一輪でもいいの?と驚いたのですが、お花屋さんの根っこにあるのはお花が大好きな気持ち。一輪でも飾る人が増えてくれるのはとてもうれしいことなので、気軽に買いに来てほしいとのことでした。
よく見る場所に飾ると、気分が上がってお世話も続く

最後に、家の中のどんな場所に飾ったらいいのか、初心者でも飾りやすい植物と合わせて聞いてみました。
「飾るなら、自分が一番よく見る場所がおすすめです。たとえば、
・毎日食器を洗う、キッチンカウンター
・歯磨きをする洗面所
など。食器を洗ったあとに顔を上げると、お花が目に入って癒されるし、洗い物や歯磨きのついでにお水を換えようと、お世話も続きやすくなります」
たしかに、よく見る場所に飾るとお花を見るたびに、幸せな気持ちになれるし、ついでだったらお世話も続きそうですね^^

洗面所など、光が入りにくい場所で育てやすいのは「アイビー」や「アジアンタム」などのグリーン。乾燥が苦手なので霧吹きをしてあげるのもいいし、根っこを水につけるのも◎。

生花は毎日水を換えてあげるのがベストですが、「ラン」や「アンスリューム」など、茎がプラスティックのように硬いものは、3〜4日水換えをしなくても大丈夫だそうです。
美夕紀さんにお話を聞いて、私も日常的にお花を飾りたくなりました。
次回は、「お花をもっとすてきに写す、写真の撮り方」についてご紹介します。
●プロフィール
高島美夕紀さん
大阪南堀江にあるフラワーショップ「LUVONICAL flower works」のディレクター。ウェディングや内装デザインなど様々な活動を行なっている。10歳と2歳の母。
5,6枚目の写真提供:高島美夕紀さん
忙しくてもずっと続く。かぞくのとっておきアルバム(L版写真)
アルバムづくりのルールや、写真整理のヒント、
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